地先園芸とオープンガーデン

地先園芸は、住居の庭、鉢植えなんかが街路に出てきて、見る人を楽しませてくれる。下町なんかにある。
オープンガーデンとは、自分ちの庭を一般に開放して、一般に見れるようにしたもの。近年日本でも聞かれる。

二つは、周囲にある程度開かれていて、第三者の見る目を意識しているという点では同じである。
が、ある面から見るとそれらは対極に位置する。
パブリック→プライベート
なのか
プライベート→パブリック
なのかというところだ。
地先園芸が街路というパブリックな場所に対して、庭のプライベートな部分が染み出してきているのに対し、
オープンガーデンはプライベートな場所を、一般に公開することである程度パブリックとなっている。
どちらもプライベートとパブリックの中間の領域ではあるが、そこに違いがある。

オープンガーデンというのはそもそも、イギリス発祥だ。
イギリスは退職すると7割もの人が庭造りに精を出したいと感じているガーデン大国で、だからこそオープンガーデンのようなものが出てくる。歴史の積み重ねあってのオープンガーデンだ。
それを日本にそのまま持ってくるというのは、どうだろうか。

しかしオープンガーデンという言葉が入ってくる前から、日本にはそれと良く似た空間はあった。

軒先である。

軒先に座って何か作業していると、ちょっとご近所さんがたずねて来てゆったりと談笑する。
最近の家ではほとんど見られない光景であるが、確かにそういう中間の領域的な部分は存在した。

もともとオープンガーデンを受け入れられるような素地はあったのではないだろうか。
その素地がどのように培われてきたのか、それを知りたい。
[PR]
by santos0113 | 2010-04-20 22:36 | diary
<< 地域の文化財 4月14日 日記 >>